離婚調停の期間|全体の流れや短期間で終わらせるポイントとは
夫婦間で離婚についての話し合いがまとまらない場合、離婚調停の申立てを検討していくこととなります。
離婚調停は、どのような流れでどれくらいの期間行われるものなのでしょうか。
本稿では、離婚調停の流れや期間について詳しく解説していきます。
離婚調停の流れと期間
①離婚調停の申立て
離婚調停は相手方の住所を管轄する家庭裁判所に申し立てを行うこととなります。
申し立てが受理されると、申立日から1〜2ヶ月後に第1回調停期日が指定され、申立人と相手方に対して調停期日通知書が届きます。
この通知書は申し立てから2週間前後で到着します。
②第1回調停期日
双方が出席し、離婚の条件などについて話し合いを行なっていきます。
1回目の調停で話し合いが成立すれば、第1回調停で終了することとなりますが、合意ができなかった場合には、第2回の調停期日が設定されることとなります。
1回の調停の時間はだいたい2時間程度であり、長くなったとしても3時間程度で終了することとなります。
③第2回以降の調停期日
第2回以降の調停期日については、調停があった日からだいたい1ヶ月から1ヶ月半後に指定されるのが一般的です。
話し合いに必要な資料や書類がある場合には、次の期日までに用意を指示されることもあります。
ここでも話し合いが成立しなかった場合には、第3回、第4回と調停が終了するまで継続していくこととなります。
④調停終了
調停の終了は成立、不成立、取り下げの3つのパターンがあります。
成立は言葉の通り、離婚の条件等について双方が合意した場合のことを指します。
調停の不成立は、双方の合意が成立しなかった場合のことです。
また、調停は話し合いの途中であっても取り下げをすることができます。
調停の場で話し合いを行っても離婚できないと判断した場合や、離婚したいという気持ちが変わった場合などには取り下げをすることができます。
調停を早く終わらせるポイント
調停は当事者のみで話し合いを行うこともできますが、弁護士を雇った方が調停委員に自身の主張をわかりやすく伝えることができるため、スムーズに調停が進みやすくなります。
また、弁護士に依頼をしておくことで、万が一裁判まで発展した場合でも、そのまま続けて訴訟代理人として手続きを委任することが可能です。
また、調停が長引く原因としては、離婚条件で双方がなかなか合意できないということがほとんどです。
そのため、離婚調停を早く終わらせたい場合には、ある程度相手の提示した条件から妥協できる点は妥協する、また交渉力のある弁護士に依頼するという方法が有効です。
離婚に関する問題はアーチ日本橋法律事務所にご相談ください
離婚調停では、感情的になって自身の主張を調停委員にぶつけてしまうことがありますが、それによって調停委員からの心象が悪くなってしまう可能性があります。
調停の早期成立と冷静な話し合いのためには、弁護士に依頼をすることをおすすめします。
アーチ日本橋法律事務所では、離婚調停をはじめとした、裁判離婚や財産分与、親権問題などの男女間での法律トラブルについても専門的に取り扱っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
親権と監護権とは
離婚によって、子どもの生活環境は大きく変わります。そのため、離婚時にはお金の話だけでなく、親権や監護権など子どもの利益についても、適切に取り決めする必要があります。ここでは、親権と監護権についてご紹介します。 […]
-
不貞・浮気相手への慰...
パートナーに不貞行為や浮気行為が発覚した際、相手方に慰謝料を請求しようと考える方は少なくありません。しかし、不貞行為が発覚したとしても、慰謝料を請求できないこともあります。慰謝料を請求するには、不法行為が成立する必要があ […]
-
離婚後の氏と戸籍
離婚をするということは、戸籍を変えるということです。そして、場合によって、氏(名字)が変わることもあります。そのため、離婚によって氏と戸籍がどうなるのかについてや、どのような手続きが必要になるのかについて理解しておく必要 […]
-
境界トラブル
不動産トラブルには、隣接地や隣の住民とのトラブルもしばしば発生します。その中でも非常に複雑なものが境界トラブルでしょう。 本ホームページでは、境界の複雑な仕組みやトラブルが発生した際の対処法について詳しく解説を […]
-
事業用の賃貸借契約書...
現代社会では日々さまざまな契約が締結されています。そして締結された契約から紛争が発生するということも多々あります。このようなトラブルを回避するためには、やはり契約締結の際に使用する契約書をしっかりと仕上げておくことが重要 […]
-
養育費に関する取り決...
離婚の際にしっかりと条件を何かしらの形で残しておかなければ、後になってトラブルになってしまうということがあります。中でも養育費に関する取り決めは離婚後のトラブルの中でも非常に多い相談内容です。 当記事では、養育 […]
よく検索されるキーワード
Search Keyword
資格者紹介
Staff
吉岡 正太郎Yoshioka Shotaro
離婚、不動産トラブルのご相談はアーチ日本橋法律事務所にお任せ下さい。
アーチ日本橋法律事務所は、皆様にとって本当の意味での「市民に身近な弁護士」が具体的に実現できるよう、
・個人向け顧問契約「マイ・ロイヤー~月額5000円」(税別)
・企業向け顧問契約「予防法務プラン」
をご提供することで、市民が法的サービスに接しやすい社会を強力に実現して参ります。
※各顧問契約については、全国各地域の皆様にご加入頂けます。詳細についてはお問合せください。
- 所属団体
-
- 東京弁護士会
- 第二東京弁護士会
- 法教育委員会
- 高齢者・障害者の権利に関する特別委員会
- 犯罪被害者支援委員会
- 経歴
-
- 学習院大学法学部法学科卒業
- 日本大学法科大学院修了
- アーチ日本橋法律事務所開設
事務所概要
Office Overview
名称 | アーチ日本橋法律事務所 |
---|---|
代表者 | 吉岡 正太郎(よしおか しょうたろう) |
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1-1-9 千疋屋ビル4階 |
連絡先 | TEL:03-6265-1535 / FAx:03-6265-1537 |
対応時間 | 平日10:00~18:00(事前予約で時間外も対応可能です) |
定休日 | 土・日・祝(事前予約で休日も対応可能です) |
アクセス | JR「東京」駅 八重洲中央口徒歩5分 (八重洲地下街を通れば雨にも濡れません) 八重洲地下街からお越しの方は八重洲地下街24番出口を上がり右にお進みください。 銀座線「京橋」駅 7番出口 徒歩4分 銀座線・ 東西線・都営浅草線「日本橋」駅 B3出口 徒歩5分 都営浅草線「宝町」駅 A6出口 徒歩7分 |