外壁塗装のトラブルとは?~対策や対処法も解説~
外壁塗装は住宅の美観と耐久性を維持する重要な工事です。
しかし、施工不良や自然環境の影響により、様々なトラブルが発生することがあります。
本記事では、外壁塗装におけるトラブルとその対策、対処法について詳しく解説します。
外壁塗装トラブルの主な原因
外壁塗装のトラブルには、施工に関する問題と環境要因による問題があります。
代表的な原因を以下に挙げます。
施工に関する問題
施工時に起こる可能性があるトラブルは、主に以下のようなものです。
- 下地処理の不足
- 塗料の選択ミス
- 塗装技術の不足
- 工期の無理な短縮
環境要因による問題
以下のような環境要因でも、トラブルが起こる可能性があります。
- 気象条件(高温、低温、湿度)
- 建物の構造的問題
- 経年劣化
これらの要因が単独または複合的に作用し、様々なトラブルを引き起こします。
よくある外壁塗装トラブルと対策
外壁塗装で発生しやすいトラブルについて、具体的に見ていきましょう。
剥がれ・はく離
塗膜が部分的または全体的に剥がれ落ちる現象です。
壁面に触れると塗膜がポロポロと剥がれ落ちたり、大きな塊で剥離したりすることがあります。
主な原因は、下地処理の不足、塗料の密着不良、湿気の影響などです。
特に、古い塗膜の上に直接新しい塗料を塗ってしまうと、密着力が不足して剥がれやすくなります。
ひび割れ・クラック
塗膜や下地にひび割れが発生する現象です。
細かいクラックから、大きく目立つクラックまで、様々な規模のひび割れが見られます。
建物の振動、温度変化による膨張収縮、下地の動きなどが原因として挙げられます。
また、塗膜の厚さが不均一な場合や、乾燥が不十分な状態で重ね塗りをした場合にも発生しやすくなります。
変色・色あせ
塗装面の色が変化したり、元の色が薄くなったりする現象です。
特に濃い色や鮮やかな色で目立ちやすく、外観の印象を大きく損ねる可能性があります。
紫外線による劣化、大気汚染物質の付着、不適切な塗料の選択などが原因です。
また、塗料の顔料自体が経年劣化することで、色あせが進行することもあります。
藻やカビの発生
塗装面に緑や黒の斑点状の汚れが発生する現象です。
特に日当たりの悪い場所、雨がかかりやすい箇所で良く見られます。
湿気の多い環境、日当たりの悪い場所、防カビ性能の低い塗料の使用などが原因です。
また、周囲に植物が多い場合や、排水不良による水はねなども原因の1つです。
チョーキング
塗膜表面が粉状になり、手で触れると白い粉が付着する現象です。
塗装の色が白っぽく見えたり、光沢が失われたりすることもあります。
主に紫外線や風雨による塗膜の劣化が原因です。
塗料に含まれる樹脂成分が分解され、顔料が露出することで発生します。
外壁塗装トラブル発生時の対応
外壁塗装トラブルが発生した場合、以下のステップで対応しましょう。
1. 施工業者への連絡
保証期間内であれば、速やかに施工業者に連絡し、現地確認を依頼します。
症状を具体的に説明し、写真や動画などの証拠も準備した方が良いです。
2. 専門家による診断
第三者の専門家に診断を依頼し、原因と対策を確認します。
必要に応じて、建築士や弁護士などの助言を得ることも検討しましょう。
3. 修復計画の立案
診断結果に基づき、適切な修復方法を検討します。
コストと効果のバランス、短期的対策と長期的解決策を考慮します。
4. 再発防止策の実施
トラブルの原因を特定し、再発を防ぐための対策を講じます。
必要に応じて施工方法や使用材料を見直し、定期的なメンテナンス計画を立案・実行しましょう。
外壁塗装トラブルを弁護士に依頼するメリット
外壁塗装トラブルが起きてしまった際には、とくに被害の規模が大きい場合には速やかに弁護士に相談することを検討することがおすすめです。
弁護士に外壁塗装トラブルの解決を依頼するメリットについて、以下に詳しく解説していきます。
業者からの補償が受けられない事態を防げる
外壁塗装トラブルが起きてしまった場合、被害の金額や規模などによってはなんとか自身の瑕疵を隠そうと考える業者もいることでしょう。
そのような業者は巧みに被害の隠ぺい工作や被害者の丸め込みなどを行う可能性もあるため、結果的に業者から補償をうけることができずに泣き寝入り状態になってしまうことも考えられます。
外壁塗装分野に精通した弁護士に依頼をすることで、小手先による被害の隠ぺい工作などを未然に防ぐことができ、また知識がない被害者に替わって業者と交渉を行うことによって適切な補償を得られるように対応することが可能となります。
まとめ
外壁塗装のトラブルとその対策、対処法について解説しました。
適切な業者選定、塗料選択、施工方法、そして定期的なメンテナンスが重要です。
またトラブルへの対応は多くの場合、専門的な知識と技術が必要となるため、DIYでの対応は避け、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
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- 学習院大学法学部法学科卒業
- 日本大学法科大学院修了
- アーチ日本橋法律事務所開設
事務所概要
Office Overview
名称 | アーチ日本橋法律事務所 |
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代表者 | 吉岡 正太郎(よしおか しょうたろう) |
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1-1-9 千疋屋ビル4階 |
連絡先 | TEL:03-6265-1535 / FAx:03-6265-1537 |
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